鷲田さんの本はこれで、三冊目ぐらいかなぁ…?
これはとても分かりやすくて、
というより口調が柔らかいのでとっつきやすかったです。
なぜひとは服を着るんでしょうね?
人の着る、服の持つ意味はさまざま挙げられていましたけど、
なぜっていわれると困ります。
服が着る人に意味をもたらすというのが面白くて。
私たちは、服に何かを期待してしまうんだろうなぁ…
メモを取りながら読んで行ったので、
今メモに残っていることから抜くとすると。
メディア社会では、身体感覚というのが、都市の外部に溶け出して行っていて、
身体の内部だけで、身体を捉えるのだけでは不十分とか、
衣服は身に着けることで、他者に必ず影響をあたえるから、自分だけのものではない。
そこには、その服を選んだ自分というものを他人に示している。
つまり、衣服はセンスだけではなく、他人の視線をデコレートしたり、
他人の存在を迎え入れたり、拒否したりする、人間関係の様相(モード)のこと…?
とかとかとか。
人がその格好をするということは、なにか示したいものがそこにある。
ということで、どうかひとつ。