神の守り人<帰還編>
上橋 菜穂子
最後の解決に向かうとき、なだれのようなおもしろさはなかった。
それは、結末だけ途中で見ちゃったからなんですけど。
もったいねぇ…!
馬鹿だ…
バルサの人を殺す人としての、
人を殺してはいけないっていう気持ちが、すごく痛い。
人を殺すことの次にある闇を知っていて、
人を殺すことの前にある憎しみも知っていて、
人を殺している最中の恍惚も知っているバルサ。
とても、重いものを持っているバルサなのに、
そこから出てくるのは、人を説得するような、
押し付けがましくないもの。
幸せになってほしいという、温かな思い。
タンダとちょこっとだけいい感じになってきてて、
恥ずかしいんですけど。
こっちが恥ずかしくなるような、激しさはないけど、
激しいものをお互いに。
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